reallocal POP BY COFFEE/「ちゃんと“街のもの”になりたい」E.N.N./金沢R不動産 中央通町で60年近く地域の人に親しまれた元精肉店の物件に、2021年11月、新たにカフェがオープンしました。店名は「POP BY COFFEE」。金沢R不動産で仲介させていただいたのですが、物件の使われ方、街への馴染み方がとてもスマートで。街にあるカフェとしての振る舞いや、職住一体のスタイルなどについてもお話をうかがってきました。 ![]() 中央通町の大通り沿いの一角にある「POP BY COFFEE」 ![]() 竹中悠葵さん(右)と、妻の由梨江さん(左)。悠葵さんはいつもネクタイ姿、ご実家が旅館の由梨江さんは着物姿も多い 「家庭」という概念が抜け落ちていた東京時代 「カフェを開く」というのは、夫・悠葵さんの長年の夢だったそう。「カフェって価格帯が3桁だから、飲食店の中でも老若男女誰でも立ち寄りやすい場所でしょう?」。 ![]() 悠葵さんの地元である石川県金沢市に戻って店を開く、という提案をしたのは意外にも由梨江さんの方。 ![]() 内見時に、今のセットポジションに立っていた 物件の内見を担当した弊社不動産スタッフ・タナカ曰く「竹中さんの内見時のご判断はめちゃめちゃ早かったですね。なぜならご自身の中で“店のイメージ”がもうほぼ完璧に出来上がっているから。あとは物件がそのイメージに合うか・合わないかというだけなんです」。 ![]() テナント募集時の物件 ![]() 現在の外観。明るいクリームイエロー&グリーンに、ストライプのオーニングが可愛い 無意識に心地よい空間/「ありがとう」を言わせないサービス 物新天地で一からの開業。由梨江さんの親御さんから心配する声もあり、物件の申し込みには逡巡した時期もあったそう。「けれど、この建物の前を通る度に『あぁ、やっぱりここでやりたい』という想いが湧いてきて」と由梨江さん。夫婦で話し合い腹を決め、そこから怒涛の準備期間を経て2021年に「POP BY COFFEE」はオープンした。 ![]() 2021年11月オープン ![]() 「目指したのは、クラシカルで無意識に足が向くお店。そして、「ありがとう」をお客様に言わせないサービス。それは悠葵さんが尊敬してやまないバリスタからの教えだそう。 ![]() つねにオープンで、ニュートラルであるために POP BY COFFEE では毎朝開店前に、悠葵さんが店内を徹底的に掃除する。床に埃ひとつ落ちておらず、窓もシルバーも一点のくもりなく輝いている。悠葵さんが掃除にこだわるのは「人の匂いを消すため」だという。 ![]() ![]() 生活と仕事。「切り替える」のではなく「共にある」 8:30から17:00までの営業時間は、保育園のお迎え時間との兼ね合いで決めた。現在0歳と2歳の男の子の子育て真っ最中。実は店舗の2階が住居として改装されていて、閉店後には裏口が家族の玄関になる。コロナ禍で周知が進んだ職住一体型のスタイルながら、竹中夫妻は以前からこの在り方を考えていたそう。 ![]() よくある「PRIVATE」印は、本当にプライベート(住居)なんです ![]() ベビーカーでそのまま入れる店内には赤ちゃん連れの姿も 職住一体型では「プライベート」と「仕事」の切り替えに難しさはないかと尋ねると「全然問題ないです。というか、むしろ今はプライベートと仕事を分ける必要すらないのでは、と思っています」と由梨江さん。 ![]() スイーツやフードは由梨江さんの担当 ![]() 茶道を嗜む由梨江さんが点てる宇治抹茶のラテも人気メニューの一つ 街に必要とされたいなら、自分から街を好きになる オープンして約半年。特に午前中には、ご近所さんや馴染みのお客さんが多く訪れる。着物姿も多い由梨江さんには「この着物、もう着ないからもらってくれない?」と持って来てくれる常連さんも。 ![]() 店内に飾る花も、ご近所の花屋さんで ![]() 街に溶け込むために意識していたことは「とにかく挨拶。こちらから挨拶し続けること。そしていつか必要としていただける時を待つ」と悠葵さん。 ![]() 「街の一角として『今日もきれだな』と思っていただけるように。大通り沿いなので、お店を“使う人”より“見る人”の方が圧倒的に多いので。(悠葵さん)」 今後の目標は「お店を日本一にする」こと。「部活動してる中学生みたいな目標ですが(笑)、本当にそういう気持ちでやってます。どんなに忙しくなっても妥協せず、毎日を重ねていきたいです。そしてこの空間も、ちゃんと“街のもの”になっていってほしい。それで奥さんと子ども達が笑ってくれてたら、最高にラッキーだなって思います。(悠葵さん)」 ![]() POP BY COFFEE |
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