ゆきどまりのゆとり

ゆきどまりでゆとりのある生活を送る。
ゆとりとは、心に余裕があり、穏やかでいられることだと考えます。

金沢市本多町。もとは加賀藩筆頭家老の本多家下屋敷があったため、この町名となりました。本多町2丁目の細い路地を進んだ行き止まりの奥にある貸家のご紹介。

築年数は定かではありませんが、昭和25年以前に建築された、いわゆる「金澤町家」です。外部の佇まいからも町家の雰囲気は感じられます。

床面積は100㎡弱。町家の間取りはそのままに、小割の部屋が5室あります。
1階8畳間に縁側と庭。ダイニングスペースはフローリングに改修済で、テーブルセットが置きやすくなっています。2階はほとんど既存のまま。階段を上がった先に廊下兼踊り場のような空間に縁、部屋が続きで3室。

残りが良く建物の歴史が刻まれた壁や柱などの木部は基本的にそのままに。町家に住む際に一番気になる水回りは台所・浴室・洗面を新しく更新。レトロタイルが可愛いトイレは既存の和便器を洋便器仕様にして使いやすくなっています。

町家なので多少の歪みはありますが、まだまだ現役。
現代の住宅にはあまり無いゆとりある空間が生み出す穏やかな暮らし、それを必要とする感性は皆持っているはず。

大通りにも徒歩5分ほどで出られます。スーパーやコンビニも徒歩圏内。少し歩くと21世紀美術館、石川県立歴史博物館、国立工芸館もあり、文化に触れることも日常の中に取り込めそうです。


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