街の空気感に浸れる宿

一棟貸切宿／橋端家

住宅街の路地裏、玄関先のちょっとした植栽、朝の神社、街中を流れる用水の音色。

なんでもない金沢の日常の光景が心に残っている、という旅行者の声をよく耳にします。

私自身、金沢の良さはそこはかとなく街に漂う、“暮らしの品性”みたいなものにあるように思うのですが、同時にそういった繊細な魅力は、土地の空気に体を慣らさないと、見えてこなかったりるするもの。

そこで今回は住民気分で金沢に滞在できる、一棟貸切宿をご紹介します。

橋場町の端にある、その名も「橋端家（はしばや）」。と言いつつ、近江町市場や兼六園、ひがし茶屋街、どこへ歩いても10分程度で行けるという好立地もポイント。大通りから一本入った住宅街に上がる暖簾が目印です。

この暖簾が目印。

一階の和室の様子。

こちらの宿、東京R不動産のメンバーが自分たちの手でリノベーションし（その様子はこちら）、金沢R不動産と共同で運営しています。

金沢はビジネスホテルが多いので、温泉旅館のように皆一緒にワイワイ泊まれる宿は、実は貴重。両親と来ましたという方も多いですし、お子様連れの方も自宅のように気兼ねなく過ごしていただけると思います。

2階の和室は寝室としてご利用いただいています。夏は蚊帳を出したりも。

縁側には小さな庭もあります。ここで夜、虫の音を聞きながら晩酌なども乙です。

キッチンのように見えますが、ここは洗面台。調理器具はありませんが、食器類は揃っています。

朝食には、ご近所のシェア型複合ホテルHATCHiでa.k.a.の朝御膳もご用意できます。（※要予約）

腹ごしらえをした後、すぐ横の浅野川沿いをのんびり散策しながら、旅の一日を始めていただければ。

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