2016.11.1 |
real local 移住先の金澤町家が完成しました。カフェ&設計事務所&住まい 私たちが金沢での仮住まいを始めてから1年、観光スポットであるひがし茶屋街から歩いて5分ほど、昔ながらの静かな町並みが残る一角に、豆をテーマにした甘味処「豆月」と一級建築士事務所「ジェル・アーキテクツ」を2016年6月にオープンした。昭和初期に建てられた築80年の金澤町家をリノベーションした、カフェ&設計事務所&住まいだ。 2013年から金沢と神奈川・大磯町を往復しながら、町家を探していたところ、金沢R不動産のサイトでこの町家を見つけた。 一方、甘味処「豆月」のオープンにむけ、地元で栽培されている豆を探したり、金沢での仮住まい中にご縁を頂いた方から石川県産の豆をいただいて、カフェで提供する甘味の試作をすることも出来た。 また、金沢では春から秋にかけ、市内各所にて様々なイベントが開催されている。その中から「春ららら市」や「どんぐりとガラスの里まつり」などへ出店のお誘いをいただき「豆月」も参加、たくさんの方々と出会うことができた。 改修する町家ではDIYでの手壊しや調査、補助金の手続きを進め、2015年9月から今春にかけて大々的な改修工事を行なった。屋根瓦を葺き替えたり、土壁も小舞から修理した。一階は、甘味処「豆月」と小さなお茶室をつくった。古いキッチンと風呂は減築して中庭をつくり、苔や紅葉は自分たちで植えた。 カフェ「豆月」のオープン後、ひと夏を過ごし、涼やかな風の吹き抜けるこの町家に、地元の方々だけではなく、金沢に移り住みたい人たちも立ち寄ってくれている。 これからの季節は中庭の雪景色も楽しみだ。「『豆月』にてのんびりと、快適な冬の町家でのひとときを楽しんでもらえたら…」と願っている。 甘味処「豆月-mamezuki-」
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