2019.9.12 |
Rトピックス 「兼六園下」そばの遊休不動産群で、新たな実験を始めます。E.N.N./金沢R不動産 兼六園下の交差点付近にある遊休不動産を“群”としてお預かりすることになりました。様々な文脈が交差するこの場所で、何ができるか。まずは、実験をスタートします。 交通量が多く、観光客の往来も絶えない「兼六園下」の交差点。そこから50mちょっとの距離に、レンガ調のビルがあるのをご存知でしょうか? 私たち自身もよく通っていながら、その存在を意識したことはほとんどありませんでした。 すでに生産されていない建具や照明などのディテールが放つオーラもあり、まるで昭和のまま時間が止まってしまったような、不思議な空気感がこのビルには残っています。 そしてそのレンガ調のビルから裏へと回り、ちょうど「珈琲いしかわ門」をぐるりと囲むようなかたちで建つ、木造の昭和住宅や町家なども同じオーナーが所有する物件です。 オーナーは建物を壊して駐車場にすることも検討されていましたが、長らく街並みの一角を担ってきたこのビルを、そして今同じものを建てることはほぼ不可能な価値ある建物を、みすみす壊してしまうのは、経済的にも環境的にもあまりにもったいない。 鉄筋コンクリート造ビル、鉄骨倉庫、木造町家といった、多様な時間とテクスチャーが織り混ざる建物群。その利活用の可能性を探るべく、まずはこれから少しずつ実験を始めてみたいと思います。 |
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