2017.5.25 |
Rトピックス なぜ不動産屋がマップをつくるのか?柳田和佳奈(金沢R不動産/E.N.N.) ときたま、マップの制作などもしている金沢R不動産。商店街組合でもなく、地元情報誌でもないのに、なぜ不動産屋がマップをつくるのか?その理由をちょっとお話したいと思います。 マップは街を切りとる1枚の「レイヤー」。 不動産屋の使命は、お客様の「暮らしを支える場所」をより良くすること、選択肢を拡げることであるのはさることながら、大きな視点としては「そのエリアのバリューを上げること」という使命もあると思っています。それがオーナーへも、借り主にも、そのエリアに住む人にも還元されていくと思うからです。 たとえば2017年5月に発行した「浅野川はしごマップ」は、観光地というイメージが強く、あまり地元の人が遊びにこない東山・主計町エリアに、「夜」「飲み歩き」「川沿い」といレイヤーをオンにして、立ち現れた画を写し取った地図です。 そのマップでは日中目が行きがちな観光客向けのお店は一切記載されていません。代わりに「深夜までやっているナポリピザ店」とか「〆に行きたいパティスリー・バー」など、昼間は見えなくなっている星のような名店を紹介しています。 なので、あくまでもお店紹介や道案内はマップ制作の主旨ではなく、「この街、こういう見方すると実は楽しいんですよ」という視点の提案こそが、私たちにとってのマップ制作をする意義なんです。 |
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